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July 13, 2009

宮崎市民大学のASWANG野郎

 数年前にネタにしたものなのだけど、備忘録として。

 ここ数年あたしの好奇心の中心にある東南アジアのお化けについて、日本で調べている人は少ない。
単にどんなお化けが調べようと思えば、それは簡単。大枠は英語のぺージを検索して貰えれば、だいたいのことはわかるはずだしね。

 単語だけをあげれば、
 マレーシアなら、POINTIANAK、MATIANAK、LANGSUIR、PENANGALLAN、POLONG
 インドネシアならKUNTILANAK、Leak、Pocong、幽霊の総称Tuyul
 タイなら、KRASUE、MAE-NAK、総称としてのPHEE(PHII)、
 カンボジアならARP、(ああ、この雑誌ほしいぞ )
 そしてフィリピンなら、ASWANG、MANANANGGAL、WhiteLady、TIyanak、Duwende、半身が馬のTikbalang、等々

 これらの単語でぐぐれば、いっぱいひっかかるはず。日本語でも現地で勉強する子供たちや、仕事する人たちのblogで物珍しく取り上げられているしね。

 でも、専門的に調査している日本人となると、実はあたしはこの人しか知らない。

 宮崎市民大学の文化人類学講師の東 賢太朗さん。
 彼のHPは、http://homepage3.nifty.com/~azumakentaro/。

 残念ながら書籍はなし。論文も学会発表のみで、なかなか情報が入らない。でも、彼はASWANGの生まれ故郷であるカスピ州へのフィールドワークを実施し、現地のお化けの有り様を調査している数少ない研究者なのですよ。

 経験なカソリック国としてのフィリピン、中央の島で構成される地域に入り込むイスラム、そして元々のタガログ語文化が入り交じり、aswang(色々調べていくと、お化けの総称的にASWANGが使われる事も多いみたいだけど)
は迷信だからと言われながら、様々なお化けが信じられてもいる。そんな状況を、現地で調べて、お化け話を聞き取り、記録し調査していると言われると、お話を聞いてみたくなるのも人情ってものでしょ(^^;

 とか言いながら、まだ彼のお化けに関する専門論文は読んだことなかったりするんですが(^^;

 実はアジアのお化けって、幽霊と分かち難い。PONTIANAKやLANGSUIR、MAE-NAK、WHITE LADYなどは、どれも白い服を着て髪の長い美女だしね。幽霊を見ると、PONTIANAKが出た!となってしまう。

 そんな状況を、実際に現地に取材しにいくわけにもいかないあたしは、この若い人類学者のその後の調査を気にして、年に数回サイトを見に行くのである。

 今、会って話をしてみたいのは、四方田犬彦さんと、この東賢太郎さんの二人。

 いつか、お話を聞いてみたいものだと思う。

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